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事例26【悪性黒色腫】障害厚生年金2級に認定された事例

がんの事例

傷病名食道悪性黒色腫
年代60代
経緯会社の健診がきっかけで食道悪性黒色腫が見つかる。
経過観察をしていたが、数年後、吐血により救急搬送され、食道を切除。
その後、肺や脳への転移もあり、現在は自宅にて療養中。
決定年金障害厚生年金2級
年金額140万円

ご依頼までの経緯

会社の健診で胃カメラ検査を受けた際に、偶然にも食道悪性黒色腫が見つかりました。

それ以降、経過観察をしていましたが、数年後に吐血して救急搬送され、食道を切除することになりました。

退院後、幸いにも仕事に復帰でき、以前よりも身体への負担が軽い仕事を続けていましたが、数年後、今度は肺への転移が見つかりました。体調もあまり思わしくなかったため、退職して治療に専念することになりました。

障害年金のことを知ったものの、体力的に自分での手続きは困難に感じ、当事務所にご依頼をいただきました。

当事務所での対応

病歴をお伺いしたところ、障害認定日の頃はそれほど状態が悪いわけではなかったとのことでしたので、事後重症による請求を行うことになりました。

普段から先生には症状を伝えているとのことでしたが、診断書を依頼する際には、再度、ご本人が感じている自覚症状をお伝えする文書を用意し、診断書にしっかりと盛り込んでいただきました。ところが、一般状態区分表は「ウ」の評価でした。「エ」でもおかしくないのではないか…と感じましたが、ご本人とも相談した結果、このままの診断書で提出することにしました。

その代わり、病歴・就労状況等申立書には生活上の大変さがよく分かるよう工夫しました。

大急ぎで各種書類を手配し、ご相談いただいてから約40日後の翌月末日に提出しました。

結果

障害厚生年金2級に認定されました。

コメント

悪性新生物による障害の障害認定基準には、一般状態区分表のエ又はウに該当するものは2級程度、ウ又はイに該当するものは3級程度とあります。そうすると、ウの場合は2級にも3級にもなり得ることになります。

認定結果が返ってくるまでは心配でしたが、そのほかの記載事項もちゃんと考慮していただいたようで、2級という正当な認定を得ることができました。

※ 事例の内容は、趣旨が変わらない程度にアレンジしています。